今の家賃を下げてもら交渉をするんだから、今いくらでどんなところを借りているのか、確かめておきましょうね、ってお話。


今家賃いくら払ってる?

現在 住んでいるお部屋の賃貸借条件、つまりお家賃や間取り、付帯設備など、これからの交渉の基礎となる情報を確認しておきましょう。
詳しい内容は賃貸借契約を締結したときにもらった契約書や重要事項説明書に記載されているはずです。書と重要事項説明書、もらっているはずです。捨ててませんよね?笑


賃貸借契約書と重要事項説明書は、賃貸借契約の内容を確認するために必要な、大切な資料です。捨てたり無くしたりせずに、契約終了の時まで大切に保管しておいてくださいね。
(不動産業者を介さずに直接大家さんと直接契約した場合、重要事項説明書は不要です。その場合はもらっていないかもしれません。)

確認しておいてほしいのは以下の情報

  • 契約開始年月日:入居年数が長いほど入居時より周辺の家賃も下がっていることが多く、比較的値下げ交渉に応じてもらい易いです。
  • 築年月:新築後10年も経つと、設備が老朽化したりして 賃貸物件としての競争力が低下します。
  • 建物構造:一般的に、木造→鉄骨造→鉄筋コンクリート(RC)造の順に構造が強くなります。左から右に行くほど構造がしっかりしているので、隣室の騒音が聞こえにくく、耐震強度も高い、つまり高級、と言われます。
  • 間取り:古いユニットバス(風呂トイレ一体)の物件や和室の多い物件、使いにくい間取りの物件は人気が低下しいています。
  • 床面積(占有面積): 総面積のほかに、各室個別の大まかな広さも確認しておきましょう。 (例:和室6畳2間、LDK約20m2(平米)、バルコニー広い、風呂が狭い、とか)
  • 家賃:契約更新などで家賃が変更されている場合は、変更後の現在の家賃。家賃の平米単価(家賃÷面積)を調べておきましょう。 周辺の物件と比較する目安になります。(例:家賃100,000円、床面積60m2(平米)の場合、100,000÷60m2(平米)=平米単価1,666円)
  • 共益費・その他毎月かかる費用:家賃以外に支払っている金額。毎月総額いくら支払っているのか調べておきます。
  • 敷金・礼金・更新料など:家賃以外に支払っている金額。入居時にいくら支払ったのか、更新時にいくら支払うのか、解約時にいくら戻ってくるのか。同上
  • 付帯設備:駐車場、駐輪場、防犯錠、防犯カメラ、オートロックなどの有無と機能など。
  • その他:最寄り駅からの距離(徒歩時間)、ベランダの方位、周辺の環境(騒音や日当たり、治安、景観など)。
  • 不具合やトラブルはないか

    住みはじめてから、不具合やトラブルはありませんか?
    (これについては改めて詳しく説明しますが)
    入居し始めてた直後から、あるいは住み始めた当初から

  • 蛇口から水漏れしていた。
  • 電球が切れていた。
  • 建具の建て付けが悪くて扉が閉まりにくい。
  • 網戸や戸襖が破れていた。
  • 壁紙や床に大きなキズが!
  • など。


    これらはすべてこれからの家賃の値下げ交渉を進める上必要になってくる基礎情報です。
    周辺物件との比較や大家さんとの交渉トークに必要になります。
    また、これらの情報をしっかりと押さえていると、大家さんにあなたの真剣味が伝わります。


    自分の今の住まいのことです。準備段階で正しい情報をしっかりと把握しておきましょうね。

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