値下げ「交渉」というからには相手方がいます。で、お相手って誰?という話。


大家直物件か管理会社物件か

家賃交渉の相手方が誰になるのか、つまり家賃交渉を申し入れるのは大家さんなのか管理会社さんなのかを確認しましょう。
これから戦う?いやいや語り合う、お相手さんですからね!


あなたが今住んでいる=値下げ交渉をして家賃を下げてもらいたい物件は、大家さんが直接管理をしていますか?
それとも、大家さんの代理の不動産管理会社が管理業務をしていますか?


賃貸物件の管理者に関する事項は「賃貸借契約書」や「重要事項説明書」、あるいは物件の「看板」や「掲示物」に記載されているはずです。契約書や重要事項説明書を確認してください。

また、普段家賃を誰あてに振り込んで(またはどこから口座振替)していますか?
振込先が大家さんの個人口座なら、大家さんが管理者。同じく不動産会社の口座なら、その会社が管理者でほぼ間違いないでしょう。


大家さんが自ら管理している場合は、大家さんが直接家賃値下げ交渉の相手方になることになります。
管理会社がいる場合は、管理会社を窓口にして大家さんと交渉することになるでしょう。

管理会社に要注意

管理会社が交渉窓口の場合、交渉は難易度が高いことが多いようです。
管理会社は多くの物件を管理しており、入居者との交渉経験も豊富なプロです。
また当然のことながら、管理会社は大家さんの資産・収入を守るという立場でもありますから、なんとか現状を維持しようとするかもしれません。家賃を値下げしない=大家さんの収入が減らない=大家さん喜ぶ=管理会社、大家さんに褒められる。という図式。
したがって、管理会社は交渉の応対が事務的になりがち、交渉が思うように進まなかったり、思い通りの値下げ結果になりにくい場合も多いでしょう。
管理会社の規模が大きくなればなるほどこの事務的な傾向は強いようです。要注意ですね。


一方、大家さんと直接交渉できる場合は、こちらの意向や熱意がストレートに伝わり易いので、比較的話が通じやすいです。
理詰めで交渉するにしても、情に訴えるにしても、やはり権限を持った方と直接話し合えるという効果は大きいですね。


管理会社がいてるから家賃値下げ交渉は絶対無理、ってことはないですよ。
管理会社にも親身になってくれる担当者、話のわかる会社はたくさんあります。

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