家賃を下げてもらう相談者が贅沢な暮らしをしていたら交渉は失敗します。信頼されないし交渉になりませんよね、って話。
いつも通りの生活では失敗する
家賃値下げ交渉の理由は、多くの場合金銭的なものです。
「転職して収入が減ってしまって、家賃の支払いが難しくなりました」とか、
「生活が苦しくなったので家賃を少し下げてもらえませんか?」というケースですね。
大家さんが少しでも家賃を下げてくれれば、あとは何とか節約でやりくりして、今の住まいにずっと住み続けることができる。
大家さんや管理会社さんは、そんなあなたの希望を聞きき、家賃の値下げに応じるかどうか、真剣に検討してくれることと思います。
そんな時に、生活に困って家賃の値下げ交渉を申し出たはずのあなたの生活が実はあまり困ってなかったら、大家さんや管理会社さんはどう思うでしょうか?
家賃の支払いに困っているはずなのに・・・
車や大型家電製品を派手に買い替えたり。
奥さんは仕事(パート)もせずに家でのんびり暮らしていたり。それどころか日中は綺麗な服着てお友達とエステ、外食と大忙し。
週末はいつもゴルフや旅行で家にいない。
駐輪場に最新の電動自転車。子供には高級スポーツ自転車。
・・・もしもあなたや家族がこんな生活だったら?
大家さんがそんなあなた達の「家賃の支払いに困ってない」姿を日頃から目にしていたら?
普通の大家さんなら家賃を値下げする気も無くなってしまうでしょうね。
「なんだ、家賃の値下げ交渉されたから心配してたけど、そんなに生活に困った様子はないねえ。値下げ交渉されてるけど、断っても大丈夫じゃないかな?」と思ってしまうでしょう。
そこで、家賃の値下げ交渉を切り出す前ずっとから、失敗しないための生活スタイルに切り替えましょう。
ここ要注意です。いいですか?「ずっと前から」ですよ!
値下げ交渉前は生活スタイルを見直す
交渉に失敗しないために、生活スタイルを質素に地味に見直しておきましょうね。
派手に見られない生活を心がけてください。
目立つ高額品は買わないし、身に着けない。
専業主婦の奥さんは仕事を始める。もしくは探しに出かける。
外食は控え、夜は真っすぐ家に帰る。
週末は派手に遊ばない。
家賃交渉をきっかけにして、こんな風に意識して生活をシンプルにしましょう。お金も貯まりますよ。
大家さんの気持ちを考える
大家さんや管理会社さんの立場からすると、決してジロジロとのぞき見するつもりはないけれど、家賃の値下げ交渉をしてきた人の生活スタイルは気になるものです。
そんな時に、あなたの部屋に宅配業者さんが大きな荷物を運び込んでいたり、あなたが旅行カバンやブランド物の買い物袋を持って出入りしている姿を目にしてしまうと、どうしても記憶に残ってしまいます。
家賃を値下げして欲しいと考える方の多くは、言われなくてもそんな派手な生活はしていないと思います。
念のために、家賃交渉の前後は あまり目立ったり誤解を招く生活スタイルはつつしみましょうね。